肝心要
とても重要であることを
指すときに使う
言葉ですよね。
よく両親が使っていたのを
思い出します。
「ここがカンジンカナメだよ」
肝腎要とも書きます。
これは、カラダの中で肝と腎が
特に重要であることを
表しています。
冬から春へ
季節の大きな変わり目には
カラダも大きく変化します。
冬の間、植物は根に溜めていた
栄養を芽吹きのために
使います。
溜めていたエネルギーを
木の先にまで運ぶ。
同様に人間のカラダの中で
腎に溜められたエネルギーを
巡らせる働きをするのが肝です。
そして
肝がコントロールしている感情は
「怒(緊張)」。
ストレスや抑うつの強い
ライフスタイルを送っている人は
肝の機能が弱く
体内のエネルギーの流れが
悪くなります。
そうすると、イライラや怒り
情緒不安、抑うつ感が
強くなります。( ;∀;)
立春を過ぎたころから
このような症状を持つ人たちが
増えてきます。
春にエネルギーが高まるのは
植物の芽の部分。
タラの芽、ふきのとう
ウド、ウコギなどの山菜
アスパラガス、クレゾン
セロリなど。
春に出回る苦さのある食材は
肝がエネルギー(気)を
巡らせるのを助けてくれます。
春の食養生として
おススメの食材です。(^o^)/
肝にはもう一つ大事な
役割があります。
それは血を溜める働き。
これについては
また次の機会に。。
今回も読んでいただき
ありがとうございました。(人”▽`)☆
<参考図書:老いない体をつくる中医学入門 坂口珠未>