今回はホウレンソウ。
冬の食材であるホウレンソウは
うま味と栄養価が高い代表的な
緑黄色野菜です。
お浸し、和え物、炒め物
スープ、みそ汁などにもあう
用途の多い野菜。
漢方的には、血を補います。
血色の悪さ、乾燥肌などにもよく
目の充血、めまいの改善にも
よいとされます。
また喉の渇きを止めるので
冬の乾燥した咽にも適しています。
一方で、五性が涼性なので
常温で食べるときには
生姜やなど体を温める
薬味をつけて食べたほうが
カラダにとっては
温涼のバランスがとれます。
栄養面では、鉄分、βーカロテン
ビタミンCが豊富。
ただし、植物の鉄分は
体内に吸収されにくいので
あまり期待しすぎないほうが
よさそうです。
機能性成分のルテインも含まれ
抗酸化作用の働きもあります。
原産地は西アジアで
イスラム教徒によって
東西に伝えられたとされます。
日本には16世紀に中国から東洋種が
19世紀半ばの江戸末期頃にフランスから
西洋種が入りました。
現在市場に出回っているのは
東洋種は少なく
東洋種と西洋種の交配種が
ほとんどのようです。
ちぢみホウレンソウなどは
葉が厚く歯ごたえと甘味を
楽しめます。
ホウレンソウは
アクが強いので下茹でなどの
アク抜きが必要ですが
とても食べやすい身近な野菜ですね。
今回も読んでいただき
ありがとうございました。(人”▽`)☆
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