呼吸力。
あまり聞きなれない言葉ですね。
この言葉
「肚」と関係しているようです。
昔から、肚がすわっている
肚ができている、肚が練れている
といった言葉があります。
ご存知のように、肚というのは
精神的な意味合いに
関係している言葉ですね。
プレッシャーのある状況でも
冷静な判断を下すことができる
決断力があって実行し、それを持続できる
そんな時に使われます。(・∀・)ウン!!
これは、肚で呼吸ができていて
息のためができ踏ん張りがきく
ということです。
すなわち呼吸力があるということ。(^O^)/
あることを決断する時に
下っ腹にぐっと力が入り
冷静に事態に対処できる。
こういう人は、声の勢いがあって
息が深いそうです。
カラダ全体から発せられるエネルギーは
呼吸力によって支えられています。
呼吸の深い人が静かに
穏やかに話していても
そこには自ずと迫力がでます。
他方、呼吸の浅い人が
一生懸命に熱弁しても
どこか底の浅さを
感じてしまいます。(;^_^A
これは理屈ではなく肌感覚。
呼吸力の要は二つ。
息をどれだけ深く長く
続けることができるか。
息と動きをどれだけ
連動させることができるか。
例えば、大工職人。
木材に鉋をかけるとき
途中でみだりに息継ぎをしません。
かなり長い木材でも一息で
引き切ってしまう。
力を一定の調子に保ったまま
動作と息を合わせていく。
そこには美しい木肌の木材と
まっすぐな鉋くずだけが残る。Σ( ̄□ ̄|||)
古くから大工修業が鉋がけを
徹底的に修練するところから始まるのは
この呼吸力をたたき込むためなんですね。
特別な修行をすることのない私たちですが
それでも呼吸法によって
深い呼吸を知ることができます。
そして、日常生活でも
深い呼吸を意識する。
その先に肚のすわった
自分が発見できるといいですね。\(^_^)/
今回も読んでいただき
ありがとうございました。(人”▽`)☆
◇本Blogの内容は、参考図書などを参考に、私的観点より記述されています。
ご紹介した内容は、あくまでも一例となります。お読みいただいた方々が、紹介した内容を参考にして、ご自分にあった養生方法を見つけていただければと思います。