フラクタルで羊歯魅せる

今日は啓蟄(ケイチツ)。

ちょっととっつきにくい漢字なので

読み方も覚えにくい。(;^_^A


啓蟄は冬眠していた虫が

穴からでてくる頃という意味です。


実際には、虫が活動を始めるのは

もう少し先のことになります。


ただ柳の芽が芽吹き

ふきのとうの花が咲くなど

木々の蕾がややエネルギーを

持ち始めたかなという頃ですね。


この時期庭園などを歩くと

どの木も春の準備をしているようで

枝の先に小さな蕾の姿が見られます。


その中でよく見かける植物が羊歯。

シダと読めばおなじみの植物とわかりますね。


郊外やちょっとした庭園で

よくみかけます。


でもこの羊歯

なんと4億年前から存在するんです。

地球最古の陸上植物。


ちょっと信じられません。


大昔は巨大な羊歯植物だったようですが

今では背丈は小ぶりに。

左右対称のフラクタルの美しい葉型と

常に緑色で繁っている様子に

繁栄と長寿の印

夫婦円満の象徴とされ

正月に欠かせない植物

となっています。(^o^)/


裏白という名称も

裏がない清らかなココロにあやかって

つけられています。


羊歯は新年の季語であり、

「羊歯萌ゆる」は晩春の季語です。


一見穏やかな時間が流れている場所でも

着実に季節の変化、春への移ろいが

進んでいます。


ちょっとした気づきの瞬間が、春ですね。


今回も読んでいただき、

ありがとうございました。(人”▽`)☆

<参考図書:和暦日々是好日 LUNAWORKS>