体温の役割

体温についての話です。

体温は当たり前にあるもの、と自然に思ってしまいますが、実際にはどんな役割をはたしているのでしょうか。

身体の機能

ご存じのように人間の身体は、あらゆる部分が働き連携しあっています。臓器、筋肉、それらをつなぐ神経、血管、ホルモンといったものがそれぞれ連携しあいながら、その精密さを保っています。

例えば、メラトニンというホルモンがあります。質のよい睡眠をするために不可欠なものです。このメラトニンは、睡眠の質に影響するだけでなく、胸腺(免疫細胞の一つであるT細胞をつくっている)を刺激して免疫力を高める働きもしています。さらに脳の老化を防いだりする働きも持っています。

このようにただ1つの働きだけでなく、その他の部分にも影響し合います。

指標

こうした体のあらゆる部分の働き・連携がうまく機能しているかどうかを教えてくれる指標になっているのが体温です。

もともと身体はホメオスタシスという内外の環境変化に対して、常に身体の機能を一定に保とうとする働きがあり、これによって体温もほぼ一定に保たれています。

そう考えると数字でみることができるこの指標は、私たちにとってとても重要なものと気づかせてくれます。

理想の体温

36.5度。これが理想といわれるの体温です。この体温が維持できず下回る(35度台)場合は、病気とはいかずとも、身体の中の様々な機能の働きや連携が弱くなっている、あるいは支障がでやすくなっていると言えそうです。

自分は冷え性だから、あるいは平熱は低いものとあきらめず、少しでも理想の体温近に近づける、維持するような努力をしていくことは、身体にとって自然な環境を提供することにつながります。

その方策は、『温養な生活』の中にたくさん詰まっています。

参考図書

体温をあげると健康になる実践編 齋藤真嗣 サンマーク出版2010年