低体温を引き起こす原因
理想の体温を保ちたい、そして血流をよくしたい。体温を保つために必要な知識を知ろう!
低体温の原因として
・筋肉量の低下
・体温調整機能の低下
・ストレスへの耐久が低下
この3つの低下が低体温を引き起こす大きな原因として挙げられます。
筋肉量の低下
筋肉は体の中でも最も熱を生産する器官です。
代謝による熱エネルギーの生産によって体温は保たれますが、筋肉量が減ることによって熱エネルギーが十分に生産できず低体温の原因になります。
体温調整機能の低下
身体に備わっている体温調整機能が低下するのは、生活環境が影響することがあります。例えば、気候が厳しくなる夏、冬では、エアコンを過度に使用してしまいます。快適な生活環境を作るためなのですが、エアコンの使い過ぎによってもともと体に備わっている体温調整機能の働きが鈍くなってしまいます。
ストレスへの耐久が低下
ストレスへの耐久が低下してしまうのは、ストレス自体が大きくなったのではなく、身体がストレスに耐えられなくなってきたためです。もともと身体にはストレスに対処し、健康を保つための機能が備わっています。代表的なのが自律神経の働きです。自律神経のバランスがとれていると、さまざまな病気から健康状態を守る免疫システムも機能的に働いてくれます。反対に自律神経のバランスが乱れてしまうと体調の崩れにつながっていきます。現代の生活ではこの自律神経のバランスが乱れやすくなっています。
理想の体温
理想的な体温は36.5~37.1度とされています。
低体温を避けるためには、
・1日1回汗をかくような運動をし、筋肉の質と量を増やす
・副交感神経を刺激する生活習慣や食事を摂るようにする
・自律神経のバランスを気に留めて(日中は交感神経優位が過剰になりがちになっていることを意識する)ストレスに耐える体をめざす
健康な状態を保つためには、以上のようなことを生活の中に取り入れてできるだけ低体温をさけ、体温を維持する工夫をする必要があります。
参考図書
体温をあげると健康になる実践編 齋藤真嗣 サンマーク出版2010年